腰痛と言ってもその症状は様々で、ぎっくり腰のように突然の激痛や、重いものを持ったり高いところに手を伸ばしたりなど意識せずにいきなり腰の痛みが発生します。

また、長い時間座って立ち上がろうとした時や、中腰になった時にじわじわ襲ってくる鈍痛のようなものもあります。

はっきりしたきっかけがない場合も多く、なんとなく腰が重かったり、違和感を覚えたり以前からの症状が突然痛み出す事もあります。

急性の腰痛は急に無理な運動をしたために腰の関節を捻挫したり脱臼をすることや筋肉に損傷受けたことが原因と考えられます。

肉離れなどは骨と接触した筋肉が急に引き伸ばされ小さな断裂を生じますが、腰痛の場合それが眼に触れにくい場所で起きます。

急性の腰痛はそのほとんどが、椎間板の損傷、あるいは椎間板ヘルニアと思われますが、慢性の腰痛との境界線が曖昧で、治療法が絞りきれず治りが遅くなりやがて慢性化していきます。

腰痛は末梢神経そのものが骨や筋肉、靱帯などに圧迫されて痛みを発症します。

腰痛は骨の問題と考えている人が多いと思いますが、脊椎を支える筋肉の左右バランスが崩れれば脊椎は歪みます。

腰痛を治すためには筋肉を解きほぐすことで、特に腹部周りの筋肉をほぐす事から始めます。

それにより副交感神経に働きかけ、痛みを感じない程度にリラックスしていただき、続いて全身の筋肉をほぐすことによって脊椎も正しい位置に戻ってきます。

筋肉の緊張により圧迫され収縮していた血管も流れるようになり新陳代謝も活性化します。

そして痛みを感じる神経も圧迫から解放されて痛みが和らぐことになります。